まっさら。

何にもありません。ただまっさらな、素直な自分がここにいます。

美しさ。□

虚構と現実の間に

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こんにちは。tofuです。

上野の森美術館で開催されている、蜷川実花展に行ってきました。

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3連休、外出してはいけないと分かっていながら、

どうしても刺激が欲しくて。

ウェブサイトで展示会を調べました。

蜷川実花さんの作品は特に興味もなく、好きでもない。

でも、その日は行ってみようって前向きな気持ちだったのですぐに予約。

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蜷川実花展、良かったです。

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Blooming Emotion

彼女が撮影するのは、

自然に咲いたありのままの花ではなく、誰かに向けて育てられた花。

その説明文にとても惹かれました。

作品の花たちは、どれも生き生きとして美しかった。

上手とかではなく、ただただ美しかったです。

彼女の作品が人々を魅了する理由が分かったような気がします。

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Imaginary Garden

造花を墓地で撮影。

人々の想いを大切にした作品たちです。

鮮やかな空間で、インスタ映えするので多くの人が写真撮影していました。

色がついているけど、ついていないくらいシンプルで素直な感情になりました。

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I am me.

女性がテーマのブースです。

強く、儚く、意地悪で、泣き虫で、感情的。

そんな世の女性たちの様々な側面が表現されていました。

どの女性も笑っていない、それが良かったです。

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Self -Image

蜷川さんのモノクロセルフィー。

作品のひとつに影になった掌が写ったものがあります。

自分はその掌を見た時、その中にいろんな表情の蜷川さん自身を見ました。

それは、後ろに展示された作品が反射して映り込んでいたのです。

泣いたもの、笑ったもの、なんとも言えない表情のもの、体、手、全てが自分。

自分は一つの側面だけじゃない。

周りからは、態度が違うとか思われるかもしれない。

でも、そう思われるのも自分。

掌を見た時、どの自分も自分なんだって思わせてくれました。

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うつくしい日々

個人的に印象的でした。

蜷川さんの作品は鮮やかで、個性的なイメージだったので、

ナチュラルというか自然で明るい写真に驚きました。

 

普段自分は仕事上、”日々”を意識して撮影しなければならない場面が多々あります。

難しい。意識すればするほど、日々の写真は難しい。

いつしかみんなが思う日々ってなんだろうと考えさせられます。

 

蜷川さんの作品を見て感じたのは、いいものはいい、

美しいと思うものは美しいということです。

つまり、自分が感じる日々が日々です。

みんなを惹きつけるから、SNS映えしているから、そんなことが大切じゃない。

自分の感性を信じてあげたいと思いました。

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テーマブースは他にもありましたが、自分がいいなと思ったのは以上です。

蜷川さんの作品は自分の趣味とは違うなんて思い込みでした。

行ってみるものですね。

感情に訴える美しさを表現できる蜷川実花さんはすごい人です。